監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之
日本で受けられるおすすめホワイトニング7選<2024年度版>
ホワイトニングを受けてみたいけど、どのホワイトニングがいいか迷っていませんか?ホワイトニングを知り尽くしている歯学博士で元ホワイトニングコーディネーター委員長の椿知之が日本国内で受けられるイチ推しのホワイトニングをご紹介します。ホワイトニングを選ぶ際の参考にしてみてください。
1.オフィスホワイトニングならトータルでティオンオフィスホワイトニングがおすすめ
トヨタが開発した光触媒V-CATを使用したホワイトニングシステム。LEDライトを使用し、二酸化チタンと窒素を触媒にすることにより、効果的にホワイトニングを行うことができます。1回の施術でカラーガイド4~6段階白くなります。費用は上下12本で3~4万円くらいです。
注意)ティオンオフィスには方法がいくつかあります。お口の中全体に光を当てて1回1時間程度かかる方法がお勧めです。
2.ホームホワイトニングなら16%がおすすめ
2023年に16%のホームホワイトニング剤が日本で認可され、一般の歯科医院で入手できるようになりました。それまでは16%の薬剤は海外から輸入しなければならなかったため、一部の歯科医院でしか受けることができませんでした。これによりスピーディに歯を白くすることができます。
注意)日本では16%のジェルは日中90分の使用となっていますが、海外では原則就寝時使用となっています。どちらを選ぶかは担当医師の判断になりますが、就寝時に使用したほうが効果は高くなります。なお16%以上の濃度のジェルは原則日中使用ですので、16%は就寝時に使用できる最高濃度になります。
3.OTCホワイトニング(Over-The-Counter)はホワイトニングシート
アメリカではドラッグストアでホワイトニングシートと言われるストリップスタイプのホワイトニング剤が販売されています。日本では薬機法でホワイトニングシートの販売は禁止されていましたが、2022年に歯科医院取り扱いのホワイトニングシート“オパールエッセンスgo”が発売されました。過酸化水素6%配合で、アメリカのホワイトニングシートと同等の効果が期待できます。
注意)ホワイトニングシートは誤嚥の危険があるため、就寝時には使用できません。
4.日常使いの歯磨きならスーパースマイルがおすすめ
ホワイトニング歯磨きならホワイトニング本場アメリカ製のスーパースマイルがおすすめです。私も大変お世話になったアメリカ審美歯科協会会長のDr.Smigelが開発した歯磨きで、ホワイトニングの効果がある特許成分のカルプロックスを配合しています。アメリカでの一般のドラッグストアでは販売しておらず、一部のコスメ専門ストアやアメリカの審美歯科医院のみで扱っているところも推しポイントです。
5.妊娠中や授乳中におすすめホワイトニング
一般的なホワイトニングは過酸化水素や過酸化尿素を使用するため、妊娠中や授乳中には推奨されませんが、強い光だけで歯を白くするホワイトニングは妊娠中や授乳中でも安全にホワイトニングが可能です。妊娠中の結婚式の前などにお勧めします。機械が高額なため、料金は1回3~5万円です。
6.歯に着色しにくいポリリン酸ホワイトニング
ポリリン酸ナトリウムは歯に着色を防ぐ効果が認められており、他のホワイトニングに比べてホワイトニング直後に着色しにくくなります。市販のポリリン酸ジェルに過酸化水素水を調合してLEDライトを当てて白くします。料金も1回1万円前後と手ごろでホワイトニング後の食事制限が厳しくないところがおすすめです。ただ1回の効果は弱く、白くなるまでに繰り返しの施術が必要です。通常1回でカラーガイド2~3段階歯を白くすることができます。
7.金額にこだわらなければイチ推しはやはりブライトホワイト
NASAの科学者Dr.John Warnerが開発したホワイトニングシステムで、LEDではなく高輝度のプラズマライトが口の中全体に一度に光が当たるようになっています。1回約1時間で20本前後の歯をカラーガイド平均8~10段階白くすることができます。料金は6~7万円と高額ですが、効果が最も高いホワイトニングです。
8.まとめ
ホワイトニングに精通している私、椿知之がおすすめホワイトニングをご紹介いたしました。この中には私のサロン、ティースアートでは扱っていないホワイトニングも含まれていますが、初めてホワイトニングを受けられる方の一助になればと思いご紹介いたしました。参考にしていただければ幸いです。
Dr.TSUBAKI (椿 知之)プロフィール
歯科医師、歯学博士 TEETHART代表
1963年東京生まれ。1988年日本歯科大学卒。
米国ハーバード大学歯学部で歯科審美学を学んだ後、1995年、銀座に日本で初めての歯のホワイトニングサロン『ティースアート』をオープンさせ、新聞、雑誌、TVを通じて日本にホワイトニングを広めた第一人者。
日本歯科審美学会認定のホワイトニング コーディネーター委員長、講師を歴任し、全国のホワイトニングサロン、歯科医院に勤務しているホワイトニング コーディネーター10,000名の講義を担当しました。
アメリカ審美歯科学会(ASDA)認定医、フェロー
日本歯科審美学会 常任理事、認定医、元ホワイトニングコーディネーター委員長
日本アンチエイジング歯科学会 常任理事、認定医